学童保育と放課後等デイサービスの特徴まとめ

学童と放デイってどうちがうの?
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「小1の壁」に対応するために民間学童と放課後等デイサービスが増えています。
学童と放課後等デイサービスの特徴を比べたところ、放課後等デイサービスは障害のあるお子さんのための3つの特徴があります。

①ひとりひとりに合わせた療育を受けられること
②小集団の中で社会性を身につける場所であること
③家族のサポーターとしての役割を担っていること

では、具体的には学童となにがちがうのかをご説明します。

放課後の過ごし方

生徒が四人いる教室の様子

小学生や中学生のお子さんが放課後をすごす場所は、学校の放課後クラブ、児童館、図書館、学童、習いごと、公園、友達の家、祖父母のお家、自宅などがあります。

その中でも、お子さんが安全で安心して過ごせる場所として注目されているのが「学童」と、障害のあるお子さんのための「放課後等デイサービス」です。

学童と放課後等デイサービスのちがい

学童とは、「学童クラブ」「放課後子どもクラブ」「民間学童」の3つにわけられます。
学童と放課後等デイサービスを比較するために、それぞれの特徴を見ていきましょう。

学童クラブとは?

親が働いていることが利用する条件です。指導員が見守る中で放課後を過ごします。

対象 親が就労している小学生3年生までの児童。一部の自治体では4年生以上も可能。
預かり時間 平日は下校時から18時。土曜日は9時~17時が多い。
過ごし方 こどもが自由に遊んでいる。児童館等との併設のところは、月3-4回ほどの開催されている工作等のイベントに参加することができる
料金 東京23区の場合、おやつ代込みで4,000円~7,000円/月
運営 公設運営(自治体による直接運営)がもっとも多い。最近では民営(自治体から委託をうけた保育園、NPO法人、民間企業が運営)をしているところも多い
にっこり

パートが終わるまで預かってもらっています。小学校内に併設されているので子どもが1人で行けるのはいいのですが、大勢のこどもたちが自由に遊びまわるので、うちの子はあんまり馴染めてない?みたいです^^;

放課後子ども教室とは?

公立小学校に通う全員が対象です。授業後の空き教室などで遊びます。

対象 公立小学校に通う全児童が対象。
自治体によっては、学区外の子どもの受け入れをしているところもある。
預かり時間 平日は下校時から16~17時(季節や、自治体によって異なる)。
土曜日は実施してないところが多い
過ごし方 学校内や児童館で、自由に好きなことをしてすごす。
料金 無料の場合が多い
運営 名称は各自治体によって異なる。(例:はまっこふれあいスクール/横浜市)
自治体による直接運営が多いが、最近では自治体から委託をうけたNPO法人、民間企業による運営が増えている。
困った顔

たくさんのお子さんが集まるので上手く遊びに加われるか少し心配です。

民間学童とは?

早朝・夜の延長保育や、夕食、習い事付きなど多様なサービスを提供しています。

対象 親の就労の有無や、年齢制限は問わないところが多い。
施設によっては幼稚園・保育園の子どもをお預かりしているところなどさまざま。
預かり時間 平日は、下校時から20時までは、ほとんどの施設が開校している。
施設によっては、22時や24時間・お泊り可能なところもある。
夏休み等の公立学校が休みの平日は、朝から対応している。
過ごし方 子どもがやりたいプログラムを選択できる施設が多くある。
学習時間を設けて宿題や持ち込んだテキストにも積極的に促す。
お迎えが遅い子どもは手作り夕ご飯を食べることもできる。
料金 入会金3万円、週1日~5日等の利用日数や一日の滞在時間によって料金体系が異なる。1日4時間滞在・週5日の場合の目安は1か月5~6万円程度。
運営 民間企業や塾が、自治体の助成を受けずに運営。
焦りの顔

早朝や延長に対応してくれるところはありがたいのですが、料金が高いのがネックです・・・。

放課後等デイサービスとは?

障害のあるお子さんの保護者のニーズに応えるために、全国的に増えています。

対象 親の就労の有無は問わない。障害のある小学校1年生から高校3年生。
定員10人に対して大人が2~3人体制
預かり時間 平日は下校時から18時まで。祝日・学校休業日は10~18時
過ごし方 個別支援計画に基づく療育プログラムや学習指導、集団遊び、SSTなど、障害児のためのプログラムの提供などが提供されている。
料金 サービス利用料金の9割を自治体が負担。
放課後等デイサービスの利用料金は自治体ごとに多少の差があり、利用者の負担は1割なので1回あたり750円~950円。
負担額は世帯の収入毎に上限月額がある。
(関連記事)放課後デイっていくらかかるの?~利用料金のしくみ
運営 NPO法人、社会福祉法人、民間企業が運営。
ニッコリ顔

うちは民間学童と放デイを両方使っています

放課後等デイサービスの3つの特徴

学童と放課後等デイサービスを比較すると、それぞれの特徴があることがわかりました。
学童にはない放課後等デイサービスの特徴とは何でしょうか。
放課後等デイサービスの特徴は3つあります。

凸凹くんたち

ひとりひとりに合わせた療育を提供

放課後等デイサービスの特徴の1つは「ひとりひとりに合わせた療育」を提供することです。
具体的には、保護者との面談をとおして個別支援計画を作成し、お子さんの発達段階や特性に応じて課題を設定します。
これは学童クラブや放課後子どもクラブにはない特徴です。

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放課後等デイサービスではみんなが同じプログラムに取り組むのではありません。集中力がもつのが5分のお子さんに15分間集中させようとして、勉強そのものが嫌いになってしまったら良い関わりとはいえません。プログラムに合わせるのではなく、個別支援計画に基いてひとりひとりの課題にあわせたプログラムを設定します。

小集団の中で社会性を身につける

特徴の2つ目は「小さな集団」であることです。
学童クラブや放課後子どもクラブ、民間学童の定員が40~70人なのに対して、放課後等デイサービスの定員は10人ほどの小さな集団です。

小さな集団のメリットは、スタッフの目がとどく中で自由にすごせることです。

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ひとり遊びなら家でもできますが、他のお子さんと一緒にすごすので“自分の思いどおりにならないこと”もおきる環境です。
集団の中で人を傷つけず、自分も傷つかない距離でお友達と関われるように、スタッフが見守らせていただきます。

家族のサポーターとしての役割

放課後等デイサービスの3つ目の特徴は、家族のサポーターとして「レスパイト(respite)」の役割を担っていることです。

レスパイトとは、「休息」「息抜き」「小休止」という意味です。
福祉サービスなどを利用している間に、介護をしている家族などが一時的に介護から解放され、休息をとれるようにする支援のことです。

放課後等デイサービスでお子さんをお預かりしている間に、ご家族が自分のための時間を過ごしたり、家のご用事や兄弟のお世話をすることができます。

障害のあるお子さんだけでなく、家族のサポーターでもあるのです。

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お母さんが息抜きできることは、お子さんにとってもいい効果があります。レスパイトを活用してください。

まとめ

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障害のあるお子さんが安全に安心してすごせる場所として学童と放課後等デイサービスをご紹介しました。
それぞれに特徴があり、お子さんの成長や生活に合わせて使い分けることができます。

放課後等デイサービスは「ただのお預かりになっているのではないか?」と厳しいご意見をいただくこともあります。
たしかに、放課後等デイサービスとしての本来の役割を果たせていないデイサービスもあるのかもしれません。

その場合は、先ほどあげた ①ひとりひとりに合わせた療育を提供できること ②小集団の中で社会性を身につける場所であること ③家族のサポーターとしての役割を担っていること の3つをどのように提供しているのか、見学の際に確認してみてください。

お子さんに合った放課後の居場所を探す手がかりになれば幸いです。

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(関連する記事)
放課後等デイサービスSTEPの療育の事例
放課後等デイサービスの探し方、選び方
放課後等デイサービスの利用までの流れ
放課後等デイサービスの「受給者証」について

《この記事の参考にさせてもらった資料》
・読売新聞「障害児 放課後に居場所…江東のNPO」(2016.3.31)
厚生労働省
学童ナビ
横浜市こども青少年局
・「放課後等デイサービスってなんだろう?」という疑問を一緒に考えてくれたSTEPスタッフのIさん、ありがとうございます!
・電話取材に応じてくださった横浜市こども青少年局のご担当者様、学童保育のスタッフ様、ありがとうございました!

STEPを運営する株式会社ウェルクスでは、全国の学童・アフタースクールを検索できる「ほいくらいふ放課後ナビ」を運営しています。
放課後等デイサービスも登録されていますので、ぜひご利用ください。

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